

旅先ビンゴ
旅の行き先はどうやって決めているの?と聞かれて驚いた。 そんなこと、考えてもみなかった、というか、行きたいところに行っているだけだからだ。そんなことに疑問を持たれるなんて思いもしなかった。他の人はそうではないんだろうか?まぁ、私の行き先があんまり普通ではないからだろうが、そ...


私がアイスランドについてお伝えしたい5つのこと
2015年8月に旅したアイスランドのことをkindle用の本としてまとめてみました。 実用的なガイドではありませんが、まだ日本ではマイナーな地、アイスランドの魅力を少しでもお伝えしたかった。初のkindle direct publishing...


More Than Travel, Less Than Adventure.
日常が吹き飛ぶような冒険…なんてものはそう簡単にできるものではない。若い時ならともかく、仕事が休める時期も期間も決まっているし、怪我や事件事故も困る。仕事に穴を開けられないから、あらゆることは基本的には前もって予約、準備。出たとこ勝負なんてもっての他。だけど、それでも、でき...


犬ぞり疾走記
オーロラ爆発でオーロラの見える確率がかなり高い、と言われていた2013年冬。どうしてもオーロラをこの目で見てみたかった私が選んだのはカナダのホワイトホース。日本人にメジャーなのはイエローナイフだったが、あえてホワイトホースを選んだのは、オーロラが見える確率が高いということ、...


野生動物と遭遇する幸運
アンカレッジから水上飛行機で40分ほど、広大な緑のツンドラやタイガを越え、霧深い入り江に着水。湿地を縦横に流れる細い水の流れは空から見ると大地を走る血管のように見える。大地の隅々まで水を届ける。この水は氷河からきているのだろうか。それともツンドラ、永久凍土の奥底から溶け出し...


私が極北を愛する理由
町を渡る風は、北極の青白い氷を抜けて来たのか、清冽で気持ち良い。白っぽい灰色の空でも、びっくりするくらい青い空でも、そのひんやりとした空気は颯爽としていて気持ちが良い。一方、寒さは怖いものだ。もちろん暑さも過ぎれば同じく怖いけど、やはり寒さの方がより死に近いイメージがある。...


物語のある風景
スコットランドの風景には気配がある。手つかずの自然に見えるが、そこには何かの気配を感じるのだ。それが何かはわからない。単に霧のニュアンスのせいかもしれない。絶え間なく動き流れて行く雲とその雲が落とす影のせいかもしれない。でも、もっと何か密やかなるものが、ずっとずっと太古の昔...


旅の空気
北極圏の凛とした空気。熱帯雨林の息苦しいくらい湿った空気。黄砂の混じった埃っぽい空気。真夏のカラリと乾燥した空気。結局のところ、旅で一番印象に残って懐かしむのはその土地の空気だ。写真や映像、本などで、世界中のいろいろな場所を疑似体験することができる。だけど、空気だけは、リア...